先日ギター(アコギ)の生徒さんにこんな質問をされました。
「先生、◯◯(曲名)なんですけど、これはアルペジオが良いんでしょうか?それともピッキングが良いんでしょうか?」
その年配の生徒さんは最初習い始めはアルペジオが弾きたいと言われたのでアルペジオを練習していたのですが、アルペジオはコードをちゃんと押えてないと鳴らないので途中からモチベーションが下がってきました。そのためまずはストロークで1拍に一回ずつ弾いて慣れてきたらアルペジオに戻りましょうという話になりました。
ところがどうしてもアルペジオに未練があるようで事あるごとにこの質問をされます。
実際のところ、どっちが良いかは相対的な問題なのでどちらとは言いかねます。激しい曲であれば「ストロークで」とはっきり言えるのですが、バラードだとなんとも言えません。
その曲はアルペジオの曲なのでもちろんその曲っぽく弾くのであればアルペジオが良いのは当たり前なのですが以前それでモチベーションが下がった経緯があるため、コードがまともに鳴らない今はまだ「ではもう一度挑戦してみましょう!」とも言えません・・・・
ギターを始める人はどうしてもギターの「かっこよさ」を求める時があります。この方も「アルペジオ出来たらかっこいいですよねぇ~~」とどうやらかっこいい弾き方がしたいみたいです。
こういう時は我慢をしてもらいます。
物事には順序があるので、「それではこのジャラーンがきれいに弾けるようになったら考えましょうか」とモチベーションを下げないようにレッスンを進めます。
ゆっくり確実にレッスンを進めるとレッスンの終わりにはだいぶスムーズにコードチェンジが出来るようになって満足そう。すると、また・・・・・
「・・・で先生、この◯◯(曲名)なんですけど、これはアルペジオが良いんでしょうか?それともピッキングが良いんでしょうか?」
・・・・・むぅ・・・
「そうですね。このジャラーンがもうちょっときれいに弾けるようになったらですね・・」
そんなレッスン風景でした。
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